静岡県浜松市の産婦人科・女性内科の専門クリニック

Ms Sophiaへのメッセージ

まさに女性として最も輝いている年代です。この年代(成熟期18~45歳)の全ての女性へのメッセージです。

成熟期の特徴

写真:Miss Sophiaへのメッセージ
Photo by LUNA・SOLE

女性の一生の内で最も輝ける年代、すなわちもっとも女性としての大きな役割(母性)を発揮し、次の世代に命のバトンリレーを託す年代です。排卵が順調になり、妊娠・出産に向かって女性ホルモンの分泌が安定してきます。

女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)の二種類があります。卵胞ホルモンは月経周期の前半に分泌され、排卵までに子宮内膜(赤ちゃんのためのベッド)を分厚くさせます。排卵した後は、黄体ホルモンが分泌され、受精卵が子宮に着床しやすいように、子宮内膜を水田のように水っぽくふわふわにさせます。そして着床・妊娠をしたら、妊娠を継続させようと必死に働いてくれるのが黄体ホルモンです。

こんなダイナミックな二つの女性ホルモンの変化が、排卵を中心に約1か月(平均28日)周期に成熟期女性の体の中で起こっています。

基礎体温を測定しましょう

朝、目を覚ました時(一番安静な状態にある時)に基礎体温計(婦人体温計)で測定します。黄体ホルモンには、体温を0.2 ~ 0.4 度ほど上昇させる作用がありますので、健康な女性の基礎体温をグラフにすると、排卵を中心に低温期と高温期の二相性のグラフになります。 基礎体温を継続的に測定、記録することで、月経や排卵など、女性ホルモンの動きが確認でき、あなたの体がホルモンでどのような影響を受けているのかが見えてきます。

月経終了から排卵期までの低温期(低温層)は、最も女性らしさが発揮できる時です。 気持ちも前向きで、肌もつやつやし、化粧のノリもよく、むくみもなく、笑顔がとても似合う時期です。これらの現象は全て卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響です。排卵に備えて素敵な彼(男性)を見つけ出すためです。

排卵期に近くなると、下腹部の違和感(卵胞の増大)や痛み(中間痛:排卵痛)、帯下(おりもの)が多くなり(中間期帯下:精子を受けいれる準備)、時に少量の出血(中間期出血)があります。

排卵後基礎体温が高温になると、体が熱っぽくなり、体がだるくなり、気分がイライラしたり、落ち込んだりします。また、肌が荒れやすくなり、化粧ののりが悪く、むくみがちになり、眠くなり、さらに便秘になります。この現象は、排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響です。黄体ホルモンは妊娠を維持させようとするホルモンですので、排卵後は、彼やご主人に対して優しく魅力的になるよりも、子宮内にいるかも知れない胎児を最優先に保護しようとしているのです。

このような月経前の不定愁訴が強い状態は月経前緊張症(PMS)として、時に治療が必要な時がありますが、多かれ少なかれ多くの女性が経験することです。
月経前の不安定さは、あなたの性格でなく、母性(母になろうとしている)そのものですので、自信を持ってください。

母親になる最適の時期

成熟期は肉体的にも精神的にも自信に満ち溢れた華やかな時期です。仕事も恋も楽しくて仕方がない女性が多いと思います。一昔前まで「結婚適齢期」という言葉がありましたが、今は仕事に生きがいを見出すキキャリアウーマンが常識化し、晩婚傾向となっています。しかし、晩婚に伴う高齢出産(35才以上)には問題がないのでしょうか。

女性が生まれる前(胎児期)には、卵巣には約200万個の卵子が用意されています。ところが、その後は減る一方で、月経のはじまる思春期頃までには、約180万個が自然消滅し、自然選択で残った優秀な約20万個の卵子が次の世代のために準備されます。18才ごろから、最も優秀な卵子を排卵させながら、一回の周期に約1000個、1日に換算で30~40個も減り続けると言われています。さらに、35才以降は卵子の減少に拍車がかかり、37歳で約2万5000個、そして、40才台には1000個台になり、閉経で0になります。

このように、加齢とともに、卵子は少なくなり、カラダのさまざまな臓器と同じように残された卵子も「老化」し、質も低下します。これが、年齢とともに妊娠率が低くなる、最大の理由です。また高齢出産の場合、染色体異常を持つ赤ちゃんの頻度が多くなる理由です。

この18才~30才までの成熟女性の輝きの本質は「母性の輝き(次の世代に命のバトンリレーを託す)」なのです。仕事も恋も両立し、きらきら輝く魅力で素晴らしい彼を見つける年代です。あなたと彼の優秀な遺伝子を持った未来を担う赤ちゃんのために、この時代を大切に!!

この時期の注意点

きらきらと輝き美しい時期ですが、もっと美しく?なりたいとダイエットに励む女性がいます。しかし、過度のダイエットによる体重減少は無月経の原因となります。ヨーロッパ中世の女性を描いた絵画を見てください。美しいとされる多くの女性は「ふっくら」としています。母性(母になる)を発揮するには体力が必要なのです。過度の体重減少が起こると、女性自身を守るために、無月経として妊娠のストレスを避けようとするのです。

出産直後にも注意してください。妊娠中に胎児を守るため胎盤から出ていた大量の女性ホルモンが急激に無くなり、また育児不安も重なり、産後うつ病が起こることがあります。パートナーなど周囲の人の協力を得ながら、適切な健康管理とストレスマネージメントをしていきましょう。

一方、成熟期の後半(35才を超えたあたりから)は、社会的に責任ある地位を任されたり、仕事と子育ての両立など、ストレスが多くなる時期です。また卵巣機能も少しずつ衰えはじめ、エストロゲンの分泌が低下し、徐々に無理が利かなくなってきます。時には「究極のぐうたら」をして副交感神経を優位にしてリラックスすることが重要です。

また、子宮がん(子宮頸癌は20才から検診を)、子宮筋腫、卵巣がん、乳がんなどの婦人科疾患や、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病も起こり始めますので、この時期から定期的な健康診断を受けることが大切です。

当院の成熟期外来の特徴

  • 基礎体温を記入していただき、一人一人のホルモン動態に沿ったアドバイスを致します。
  • 月経痛や月経前症候群(PMS)に対し、経口避妊薬(OC)を含めた治療を提案します。
  • 結婚前の避妊相談、結婚前のブライダルチェック(性感染症・肝炎ウイルスチェック、風疹抗体チェック)、ワクチン接種(HPV頸癌ワクチン、風疹など)
  • 妊婦健診はセミオープンシステムで快適・安全・安心を提供致します。
  • 不妊外来は、タイミング療法を含む一般不妊治療を中心とし、IVF等の高度生殖医療で信頼できるART施設に紹介します。
  • 子宮頸癌検診は希望であればHPVテスト併用検診(自費)も可能です。
    (日本臨床細胞学会専門医2名在院)
  • 乳がん検診は乳房超音波とマンモグラフィー(MMG)で判定します。
    (精度管理中央委員会読影医3名在院)

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